大容量プロジェクトの圧縮方法

概要

ツクールXP/VXには暗号化アーカイブを作成する機能があるのですが、作成後のファイルサイズが１２８MBを超えると正常に機能しない不具合があります。

この不具合は暗号化の後の圧縮ファイルを作る部分で起こっているので少し工夫すれば大きいプロジェクトも暗号化アーカイブを作れるようになります。

この記事はDEICIDE ALMA様のブログ記事を参考にというかほぼそのまま書かせていただきました。

ツクールXPとVXではファイル名が違いますが対処方法は同じです。

1.暗号化したいゲームをバックアップする
: ゲームフォルダを使って作業するので必ずやってください。
2.暗号化したいゲームのフォルダを開き、エディタを起動する
: このときフォルダは閉じないでそのままにしておいてください。
3.暗号化を開始
: 「圧縮状況」がBGMの部分に入ったときには、暗号化アーカイブの作成が完了しています。; ゲームのフォルダに暗号化データ(Game.rgssad)が出来ているので、それを別の場所にコピーして退避させておきます。
4.ゲームの圧縮を中断
: この段階でゲームフォルダ内の”Game.rgssad”は勝手に消されます。
5.自前で圧縮ファイルを作成
: ”Game.rgssad”に含まれないデータ（Audio・Fontフォルダ以下やGame.exe, Game.ini 他）と先ほど退避させていた暗号化データを一緒にファイル圧縮ソフトで圧縮します。; ”Game.rgssad”に入るのは基本的にGraphicsフォルダとDataフォルダの中身です。あと”Game.rxproj”も配布用には不要です。

暗号化アーカイブの作成順序は次のように行われています。

プロジェクトが大きいとこの２つ目の段階がうまく機能しないのですが、その段階で暗号化は完了しているのでそのファイルを退避しておいて圧縮の処理を自分でやれば正常に暗号化アーカイブを作成する事が出来ます。